塩焼きを食べに行こ

埼玉県に住む大学1年生。焚火の温かさに心惹かれています。

俺は恵まれてるな

 

湧き上がるものがある。

 

 

山から湧き出る清水のような少しずつではなく、ダムが決壊したかの勢いで。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー本文ー

 

 

ここ何ヶ月か毎日レポートで追われている生活が続き、気づいたら期末試験が始まる季節となった。

 

 

去年の今頃は体育祭も終わり、本格化する大学入試の勉強で模試の結果に一喜一憂しながらも、高校近くの図書館で黙々と問題集と戦っていたのを覚えている。

 

 

旅や釣りに行く時間も作れなくなり、欲求不満になり短期的に男の戯言をして乗り切っていた。時間的精神的余裕がなくなると心が荒むのはこの時期に知った。

 

 

では、大学に入った現在はどうだろうか。

 

 

あまり変わっていない気がする。

 

 

自然に地元と東京で心の持ちようを変えている自分に最近になってようやく気づいた。

 

 

自分のベットで寝る時もしくは釣りに行っている時が本当の自分ではないだろうか。

 

 

又は飲み屋の片隅ですすっている時も自分なのかもしれない。妙に生が美味しく感じるのはそのせいなのかもしれない。

 

 

学校に行っている時は、自分の本性を埋没させているからその反動もあるかもしれない。

 

 

でもそんな生活でも、足が動くのはある友人のおかげかもしれない。彼は趣味も性格も全く異なるのだが、なぜか気があう。

 

 

と最初の方は思っていたが、最近になって気づけた。俺が気に入った理由は彼は自分の本性だったり、個性を俺の前では隠さないからだと思う。

 

 

自分は大学にきて一生懸命個性を埋没させる方へ体だったり心をシフトしてきた。

 

 

でも彼は違った。もちろん気にくわないことだったり、ムカつくこともある。時には電車の車内で寝ている彼を起こさず、勝手に乗り換えすることだってある。

 

 

でも俺は彼のことが人間として好きなんだと思う。大好きでしょうがないのである。

 

 

埋没させるはずだった東京で唯一心開ける人間である。あーこの大学に来てよかったな。中学高校だと長いスパンを経て親友になることはあるが、彼はこの短期間でここまで感情揺さぶらせてくれた。

 

 

非常に嬉しかった。今日も意見や価値観が合わなくて、トラブルがあったけどね。

 

 

僕と彼は学科内のヤバイ奴リストに載ってるって噂を聞いたけど、そんなものは気にしない。これからも己の中にある欲動で突き進んでいこうぜ。

 

 

な、相棒よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーあとがきー

 

完全に内輪ネタになってしまい読んで頂いた皆さんごめんなさい。

 

 

中々出会うことのない親友ができたことに書かずにはいられませんでした。

 

 

友達はいくらでもいるけど、心から親友と感じる人間は極少数でもいると思います。

 

 

そういった友と照らし合せてもらえると幸いです。

 

 

それでは。