塩焼きを食べに行こ

埼玉県に住む大学1年生。焚火の温かさに心惹かれています。

人への愛を覚えた初めてのバレンタインデー

 

f:id:duuki0721:20180217215922p:plain

 

幸せとは何か。

まだわからない。

 

 

 

”バレンタインデー”この言葉を聞くと様々な思いが錯綜する。昔の楽しかった思い出、悔しい思い出。

 

 

僕はこの18年の人生で一度も本命チョコレートをもらったことはない。そう義理チョコレートですらもらえなかった年もあった。でも今思い返せばいい思い出。

 

 

その中でも中学1年生のバレンタインデーは非常に興味深い。僕はこの時小学校から好きだった子がいた。その子からは一度もチョコレートどころかお菓子すらもらったことはなかった。でもどうにか好きな気持ちを伝えたいし、伝えられたかった。だからこう考えた。

 

チョコをもらえないのなら、自分から作ってアピールしよう。それにお返しでお菓子ももらえるかもしれない。

 

そうとなると少ないお小遣いをチョコを買う資金にして、手作りチョコを作ることにした。チョコとは湯煎で溶かして型に流せば、簡単に手作り感がだせる。お菓子作りでは入門のようで、ぶきっちょの自分にでも作れた。

 

迎えた当日。彼女のもとへ向かい、人生初の逆チョコを渡すことができた。

 

 

最初から僕にはチョコを持ってきてなかったみたいでありがとうと言われただけで部活へ向かった。

 

 

結局ホワイトデーに彼女からのお返しはなかったが、数人の女子が噂を聞いたようで次の年は初めて両手で数えられるほどもらえるようになった。

 

 

僕はこの経験から、チョコを欲しいのであれば積極的に要求することに躊躇しなくなった。周りの男子からはお前はプライドが無いのかと言われるようになったが、もらえなかったことにいら立って、女の子たちに対してどうとかこうとか言わなくなったり思わなくなったから、気が落ち着いていいことだと思う。

 

 

それに料理好きな子は、要求すれば快く作ってくれるし、それにお返しすればどちらもいい関係が築けるはず。

 

 

だから僕は男だからというプライドを捨てている。

 

 

毎年もらえないで、自分や周りに悲観的になっているのであれば来年からは、積極的に周りの女子に声をかけてみよう。

 

 

そんな僕であるが、今年は思い切って気になっている子に連絡してみた。そしたら当日作ってきてくれて、公園で二人で食べることができた。彼女は受験生にも関わらず、一生懸命作ってくれた。あのチョコの味は、どの既成品でも勝てないだろう。味はもちろん美味しかったし、作ってくれた思いもプラスされて、それを考えただけでもその子への気持ちがグッと強くなった。

 

 

彼女はあと1週間で受験が終わる。そしたら二人でデートに行くつもりだ。僕はその日が待ち遠しい。

 

 

付き合うことが決まったら、この記事を読ませてあげようと思う。

 

 

それでは。