僕にとって焚火とは。
”焚火”
聞いただけで心温まる言葉。
時間の経過を忘れ、ただその燃え滾るものを眺めるだけの幸せ。
その場には言葉など要らない。
僕はこの時間が最高に好きだ。
なぜここまで”焚火”は僕を魅了するのだろう。
僕の中で一番思い出深い焚火をした場所は、日光のいろは坂手前の”大谷川の河原”だろう。
僕とふじっぺと初めていった泊りがけのヒッチハイク旅。
時は新緑真っ盛りの6月中旬。
僕が怖いもの知らずの狂っていた時だ。
今までは渓流釣りというと親父としか行くことができなかった。
僕の家の近くには渓流はない。
しかし渓流釣りはしたい。
そうなった時”ヒッチハイク”という素晴らしい遊びと出会った。
遠くまで行ける手段を手に入れた僕らにとって迷いはなかった。
”そうだ日光に行こう。”
どこかで聞いたことあるフレーズだが気にしない。
その日の学校は午前授業だった。土曜日なのに。
いつもなら20分ほどかかる学校から駅までの区間を10分ほどで駆け抜けていたのだから驚きだ。
家につくやいなや、前日までに準備しておいた相棒とスケッチブックを片手に家をでる。
最寄り駅裏から始める。
初日はゲストハウスに泊まった。
2日目の早朝にゲストハウス前の大谷川で川虫を採取。
その後目的地へ。
なにを隠そう、ブログのヘッダー画像は”この時釣ったヤマメ”なのである。
この時、一緒に来た彼と泣きながら食べたのはいい思い出である。
味付けは塩だけ。
自然の恵みを頂く時は塩が最高である。
おそらくこの時の味を超えるヤマメの塩焼きは作れないと思う。
だがこの時刻まれた僕らの青春の1ページは一生色あせることは無いだろう。
僕にとって焚火は心休まるものなのだ。
今後僕は、この焚火の時間を自分の尊敬できる女性と共有したい。
今日の朝、尊敬してる女の子と電話できて本当によかった。
— どゅうき (@Doyu_ki) 2017年10月14日
俺には無いものを彼女は持ってる。
“今日は模試だから”と会話こそ短かったが、凄く幸せな時間だった。
俺も今日は模試に行ってきます。
彼女も僕の尊敬できる女性の一人だ。
そしてこの幸せを二人で分かち合いたい。
彼女はそれを理解してくれると思う。
僕の全てを受け止めてくれると思う。
僕はその時が来るまでじっくりと待っていようと思う。