塩焼き屋 長野旅 ナナしおハウスまで塩焼きに行ってきたよ
人は本当に美味しい物を食べると無口になる。
今回の旅で何度その光景を見ただろうか。
今回の旅の登場人物
ナナシロ (@nanashiro0322) | Twitter
株式会社つくってあそぶあの村プロジェクト副村長、教祖、恋愛メディアのライター。フリーのデザイナー・エンジニア・イラストレーター。怪談師。依頼主である。呼び名ナナシロさん。
Shiori.K@写真垢 (@shioriphoto87) | Twitter
ナナシロさんと同居している、マルチクリエイター、めっちゃ可愛い方です。とにかく料理が美味しくて魚(特にマス類)に詳しい。ナナシロさんと婚約しています。呼び名はしおりちゃん。
のんだくれ / Hawknest 代表 organizer / NorthPeer所属 / 酒場大喜利-suiken-主宰 / J.O.L常任理事 / JOA東部方面師団長 / メカトロニクス屋 / ペテン師、行きで送迎して頂いた方です。呼び名はシャリさん。
Tweets with replies by おやじ (@x3fPJ4khu7r04Gg) | Twitter
釣りバカ、サバイバー、ホタルイカ捕獲名人、途中参加で初日の塩焼きの焚き付けなどで手伝ってもらった方です。呼び名はノリさん
本文
今からちょうど1ヵ月程前、受験も終わり旅に行きたくてうずうずしていた。どこに行こうか考えているとあることを思い出す。「塩焼き焼きにきてよ。」と。その発言主が今回の旅の目的となったナナシロさんとしおりちゃんであった。すぐに連絡をしてみることにした。その時はすでに旅支度は始まっていた。
その日が来るまでにナナシロさんのツイキャスに何度かお邪魔させてもらった。僕が入ると必ず塩焼き屋のことを宣伝してもらったことは本当にありがたかった。なぜなら行きで乗せてもらったシャリさんとの出会いはここからだったからだ。
初日(12月23日)
冬晴れとなった当日(12月23日)シャリさんとは最寄り駅の籠原駅で集合だった。周りの人々にちょっと見られたが、まぁ今さら気にしない。時刻になると行きのファーストドライバーであり、目的地まで送迎していただいたシャリさんが現れた。車内で軽く自己紹介をし、旅がスタートした。
最初は上里SAまで送ってもらうはずだったのだが、シャリさんは尋常じゃないほどの釣り好きで、話が盛り上がっていると”次のサービスエリア、その次のパーキングまでとか言っていたら、しまいに”ナナシロ君と会いたいから、家まで送るわ。”と。この瞬間ヒッチハイクから送迎になったのである。ノリの良さなど言わなくても分かるが、シャリさんは松本で一泊することになったのは言うまでもない。
上信越道東部湯の丸ICから下道に入り、ナナしおハウスまで向かう。途中僕のナビがおかしくなり迷子になったが、予定より2時間早い午後1時にはナナシロさんとしおりちゃんと合流できた。
驚いたのは温泉街に住まいがあったことだ。個人情報の関係で詳細は書くことはできないが、周りには老舗旅館があり雰囲気は非常に良かった。
合流後は腹ごしらえに地元のスーパーで惣菜を買ったり、釣りエサとして使うはずだった魚肉ソーセージもここで買った。そして4人は、今回のニジマス調達場である”あずみ野フィッシングセンター”に向かった。
料金詳細はホームページを見てもらいたいが、4人で6000円ほどで20匹ぐらい釣ることができた。
まずナナシロさんとしおりちゃんに釣ってもらいたかったので、レクチャーすることに。なんでもしおりちゃんは川魚特にマス類に詳しく、食べるのも大好きなのだが、触るのは無理らしい。でもやり方を軽く教えるとすぐさま2匹釣ることができた。ナナシロさんは子供の頃やった経験があるため、動作に無駄がない。数は数えていなかったが、10匹ほど釣っていたのではないだろうか。シャリさんも普段ルアーばかりなのでたまにやるエサ釣りを楽しんでいた。
夕暮れ時、皆が夢中で魚を追い求めている頃、自称サバイバーの釣り好きノリさんが登場。釣りはやらなかったが終始シャリさんとの久しぶりの再会を楽しんでいた。
魚釣りを堪能した一行は、ナナしおハウスに向かう。家に到着すると、リビングでしおりちゃん、シャリさん、ノリさんの3人は談話タイム。僕とナナシロさんは塩焼きの準備、下処理をした。匹数が多く時間がかかったので、3人には焚火の準備をしてもらった。
さすが、サバイバーもいるだけあってかまどまで作ってもらった。炭の焚き付けも素早く、塩を振って持っていく頃には焚火の暖かい空気が皆を包んでいた。珍しく風がなかったそうで、星空の下5人での宴が始まった。お酒は無かったが、皆それぞれ持ち寄った面白い話を披露し終始笑いが絶えなかった。
1時間ほど焼いていくとふっくらとした塩焼きが出来上がった。今回のゲストであるナナシロさん、しおりちゃんから食べていく。無心で食べていくと”本当に美味しい。”とぼそり。
人間は本当に美味しいものと出会うと、無口になるか、美味しい以外しゃべれなくなるように語彙力が急激に低下する。僕を含めた5人は、例外なく無心で食べ進めていくのであった。
このあと、シャリさんとノリさんは飲みに出かけた。ナナシロさんは少しだけ残った仕事を進め、僕は明日食べるニジマスの刺身の準備、しおりちゃんは今日のメインディッシュである鍋の製作に取り掛かる。
なんでも一切市販のルーや鍋の素を使わないそうで調味料がキッチンにずらり。料理が好きなことが一目でわかる。
鍋を煮込んでいる時間は3人で談話タイム。皆のプライベートな話を聞くことができ、さらに2人のことが好きになった瞬間でもあった。
しおりちゃん特製の豆乳味噌鍋が完成し、いざ実食。味噌も信州みそを使うこだわりっぷりで、本当に美味しかった。
食後は来る際に買ってきたお土産をつつきながらお茶を飲む。我ながら恥ずかしいことに熊谷の銘菓である五家宝を初めて頂いた。今まで食べたことのない食感で本当に美味しかった。
このあとは疲れもあってあまり覚えていない。初日はここで締めくろうと思う。
2日目(12月24日)
灯油ストーブが部屋を暖めてくれたおかげで部屋の中はマイナスにならなかった。早寝早起きが完全に習慣になってしまっている僕は7時半頃起床した。
ナナシロさんはもう起きていたそうだが、しおりちゃんはまだおやすみ中だった。起こさないようにゆっくり布団をはがし足元にある充電器に刺さっているiPhoneをとる。
前日の予定では雨だったのだが、外は明るかった。ツイッターを眺めているとしおりちゃんが起きてきた。本当にしおりちゃんはお話が大好きで起きたそばから、元気だった。僕はなぜかしおりちゃんの話は心がすごく落ち着いた。
朝ご飯は昨日の鍋の残りに〆のラーメンを頂いた。そして昨日準備しておいた刺身も頂いた。ここのニジマスは脂が適度に乗っていてが、後味は凄くさっぱりしていて食べやすかった。
今日の予定を話しているとナナシロさんに急遽修正依頼が舞い込んできた。午前中はお家でまったりしながら、昨日とった写真をもらったり、お話したり、お昼のバーベキューの準備などをした。
時は過ぎるのは早いもので待っているという感覚はないままお昼になり、ナナシロさんの仕事も一段落。
昨日使った焚火道具や食料を車に詰め込み、一行は犀川の河川敷に向かった。
埼玉の荒川とは比べ物にならないほどの水量でさすが信濃川の支流だけはある。流木もたくさんあって、燃料には困らない。まずは薪拾い。
ナナシロさんはこの作業が好きなのかとにかくたくさんの薪を持ってきてくれた。僕としおりちゃんは焚き付けや食材の焼く準備、写真撮影などもやっていただいた。
本当にしおりちゃんの撮影、編集の上手さはさすがプロ。ありがとうございます。
バーベキューも終わりきれいに片付け一路温泉へ。
長野は山が多いだけあって温泉が非常に多い。僕らが入った温泉源泉かけ流し弱アルカリ性のようで肌がすべすべになった。温泉なんて久しぶりだったので非常にくつろぐことができた。
いつもなら熱くて10分入っていれば良いほうだが、ここでは20分以上入っていたと思う。ナナシロさんと露天風呂に入ったが、流れ出し付近で胡坐で目をつぶっている姿は、さすが教祖というより仙人のようであった。
最終日の夜はまだまだ終わらない。今度は”満喫”というカラオケや卓球、ダーツなどもできる店に向かう。
最初は卓球をやったのだが、体育の授業で無駄にやっていただけあってまぁまぁ得意である。結果は皆さんの想像にお任せする。
だがしおりちゃんはメガネの関係もあってボールを音で感知し打ち返すという神業を披露。運動は得意ではないと言っていたが、次回会う頃には強くなっていそうで怖いものだ。
次はダーツに初挑戦してみたのだが、最初はアマチュアレベルまで得点を稼ぐことができたのだが、疲労もあって最後にはしおりちゃんが無双。全然歯が立たなかった。
最後はお待ちかねのカラオケタイム。僕の歌のセレクトが10代らしからぬようでみんなでミスチルやスピッツ、アニソンなどを歌い非常に心地よかった。
なかなか学校のやつといくと歌の好みが合わなく、集団で行くのは好きでなかったが20、30代には会うみたいなので、これから塩焼き屋の出張でも積極的にカラオケに行きたいと思う。
この後は家に帰って荷物を回収し、僕らは帰宅の途に就くのであった。
編集後記
初めての塩焼き屋出張となった今回の旅。ナナシロさん、しおりちゃんを始め御二方の助けもあり、大成功で締めくくることができました。
本来サービスを提供するはずなのですが、皆さんの人情に僕の方が心温まりました。本当にありがとうございました。
しおりちゃんのどこか人を惹きつける力にまるで途中から実は本当のお母さんではないのではないかと錯覚するほどでした。ナナシロさんのお茶目なところ僕は好きですよ。
後日ナナシロさんのツイキャスにお邪魔させて頂いたのですがこんなことを言ってました。”僕らのことが好きで逢いに来てくれる人との関係はずっと大事にしていきたいし、守っていきたい。例えそれが少数であっても。”この言葉はこれからも僕の心に残し続けていきたい信念です。
おそらくこのブログを読んでくださる方はごく少数だと思います。でも僕はそれでいいと思います。本当に僕のことが好きで、愛してくれる方々とこれからも共に歩み続けていきたいと思います。
僕も最近アクセス数を考えるのはやめました。でもその代わり多くの方々には有益な情報を送ることができなくても、このブログを見てくれる少数の方々に僕の思いが届いてくれればいいと思っています。
しおりちゃんもすごく喜んでもらえたし、ナナシロさんからはいろいろな面で救われたといわれました。このことはこれから塩焼き屋として続けていく中で大きな自信になると思います。
本当にいろいろなことを感じ学ばせていただいた、ナナシロさん、しおりちゃん、シャリさん、ノリさん、そしてトラックの運ちゃん。本当に楽しい経験、感動をありがとうございました。