人は知らないものに恐怖心がある
僕は高校から大学に進学する時、もの凄くストレスと恐怖心があった。
それは、自身を持って着れる服が1着も無かったことだ。
高校卒業まで学ランで、プライベートでは釣りしか行かないから機能性重視。
いわゆるオシャレなんてものを全く知らないしわからない田舎の釣り少年だった。
大学を選ぶ時も地方の国立に行った方が、普段の服とか気にしなくて良さそうだし楽そうだろうなと漠然と思っていた。(実際はどうだったか知らないが)
服のブランドなんてGUかUNIQLO以外全くわからなかったし、興味もなかった。安ければ良い。それだけだった。
入学当初はとりあえずGUで5色のYシャツ買って、毎日変えていけば良いだろうと思っていた。
こんな感じで2ヶ月程このスタイルだったのだが、流石に友達が「お前Yシャツしかないん」って笑われた。だって何買えば良いのかわからないんだもん。
確かに興味もなかったファッションも、周りのオシャレな大学生を見続けることで、俺も着たいなではなく、恐怖に思えてきた。
徐々に、自信も無くなってきて女子だけでは無く、男子でさえ話すのに緊張するようになっていた。
服を買いに行くにも、東京の店はうるさいぐらい店員が話しかけてくる。それが笑われているようで、凄く気分が悪かった。
そんな時に例の友達にZOZOTOWN で服買うのを勧められた。
そこには今まで全く分からなかったブランドだったり、服の種類を沢山知った。
試しに買ってみたら、結構気に入って、それから服についてもっと知りたくなった。
今まで周りの奴らが言ってた服の種類やブランドを理解できるようになると、めちゃくちゃハイブランドの服を着ているやつでも、GUやUNIQLOだって着るし、もちろんrageblueやnano universe だって着る。
今まで恐怖だったものや知らなかったものも、知ってしまえば、恐怖心も無くなるしむしろ楽しくなってくる。
これはファッションでなくても、勉強でも言えると思う。
数学だっていきなり数Ⅲを解かされたら、暗号だからでパニックになるし、わからないと嫌悪したり、下手すると恐怖になったりする。
でもちゃんと数Ⅰから始めて、解いていけば、案外理解できるし解けたりする。
そうすると楽しくなってくるものだ。
人間関係だって言える。
喋ったこともないのに、雰囲気や印象で避けがちだった奴も、喋ってみれば意外とかわいいところもあったり親近感が湧く。
ぜひ上記のような感じで、困っている人は、いきなり恐怖に思うのではなく、まず対象物から知っていくことを強くオススメする。
結構当たり前な話をしたと思うけど、案外心がけるだけで、普段の生活が生きやすくなるから。
それでは。